災害時における心身の不調とその対応について
災害時における心身の不調とその対応について
山梨大学の教職員及び学生の皆様へ
1月1日に発生した令和6年能登半島地震により被災された皆様、ご家族や知人が困難な状況に置かれていることに心からのお見舞いを申し上げます。また、この災害で亡くなられた方々のご遺族に、深い哀悼の意を表します。
災害のような、ご自身や身近な人の命と安全が脅かされる出来事を体験すると、安全が確保された後も、以下のような心身の反応が生じることがあります。
災害に関連した出来事を突然思い出し、強い恐怖を感じる。
不眠、浅い眠り、関連する不快な夢にうなされる。
普段は気にならない音などに対して過敏に反応しやすくなる。
些細なことでイライラしたり、感情が不安定になったりする。
集中力の低下、現実感の喪失、やる気の低下。
動悸、息苦しさ、めまい、体の震え。
自分を責めやすくなったり、罪悪感を抱きやすくなったりする。
これらは一般的で正常な反応でもあるため、時間と共に落ち着くことが多いです。可能な限り、普段の生活リズムを保ち、不調を感じたらリラックスする時間を設けてください。休息や睡眠を十分に取ったり、ストレッチや散歩など適度に体を動かしたりすることは、気分転換には効果的です。また、ご自身の趣味に時間を割くことも良いでしょう。一方で、テレビやSNSなどからは必要以上に情報が入ってきてしまうため、デジタルデトックスの時間を設けることも大切です。
これらの反応が強く、日常生活に支障をきたす場合や長期間続く場合は、精神科など専門機関への相談をお勧めします。また、山梨大学学生サポートセンターにおいても、皆様の心のケアをサポートさせていただきますので、相談を希望される場合は、申込フォームや電話で予約をお取りください。
〇申込み方法
相談申込フォーム
○場所と開室時間
・甲府東キャンパス B1号館 208A(事務室・待合室)
・月~金 9:00~17:00 (土・日・祝祭日はお休み)
・TEL : 055-220-8565
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